40代からの現状

これからお話する内容は、美容室に通う40代以上の方からの発言をもとに独自に分析を重ね、【40代以上のあなた】に該当するように記事にいたしました。


あなたに役立つ内容が一つでもあば幸いです。


吉尾 周城

そもそも、乾燥が髪にどう影響するのか?

一般的に髪は19歳をさかいに潤いが低下していくといわれます。

潤いは水分だけではなく、油分も含まれます。


水分と油分は、
『見える部分である』
➀ツヤの有無
➁まとまり感
➂切れ毛・枝毛
➃ヘアカラーやパーマにおける仕上がり


『見えにくい部分』
➀触りごこち
➁外的ダメージの軽減
➂細部の不具合


に影響をつくり出します。

【ツヤの有無】

見える部分の【ツヤの有無】では、髪が潤いに満たされている時はよく言う「天使の輪」がヘアスタイルの動きに合わせて光をキレイに映します。





反対に、髪の潤いが乱れてバランスを失うとパサつき感やツヤの無い質感を作り出してしまいます。





【まとまり感】

また、見える部分の【まとまり感】では、髪が潤いに満たされている時は、根元から毛先まで「均一な仕上がり」になります。






反対に、髪に潤いが足りていないと、部分部分、もしくは全体にウネリや広がりをつくり出しアンバランスな仕上がりとなります。





【切れ毛・枝毛】

そして、見える部分の【切れ毛・枝毛】では、髪が潤いに満たされている時はしなやかで、一本一本に膨らみを感じ、しっとりとした髪質でツヤやかに見えます。






反対に、髪に潤いが間に合わないと一本一本にハリ・コシが無く、ささいな事で切れる弱々しい髪質となり、ダメージを受けやすく枝毛を多発させてしまいます。





【ヘアカラーやパーマの仕上がり】

さらに、見える部分の【ヘアカラーやパーマの仕上がり】においては、髪が潤いに満たされている時はカラーリングの色抜け具合も少なく、色味をキレイに表現しやすい土台がなってます。



パーマにおいては均一なカール感を長い期間保ちやすく、毛先のダメージによるチリツキも出にくく指通りもスムーズです。






反対に、髪に潤いが失われているとヘアカラーの色抜けも早く、ギラギラと異様な輝きをまばらに出し、ねらった色味も出しにくくなります。



パーマにおいては、形を再現しにくく、立体感やシルエットを乱します。



また、ハレーションという最もひどいダメージを起こし、部分部分もしくは全体にジリジリとした見た目とチリツキを発生させます。





【触りごこち】

見にくい部分の【触りごこち】では、髪に潤いが満たされている時は手ぐしを通すと根元から毛先まで均一なツルンとしたなめらかさがあります。




また、弾力、適度なしっとり感、ゴワツキの無いやわらかさを感じ、髪を振ってもキチンと元の位置へ戻ります。






反対に、髪に潤いが適度に無い場合手ぐしを通すと指は途中で必ず引っ掛かりを感じます。



また、ボコボコと凹凸を感じ、乾燥によりゴワゴワと硬い質感を生み、一度髪が乱れるとその場にとどまりおさまらなくなります。





【外的ダメージの軽減】

また、見えにくい部分の【外的ダメージの軽減】では、髪が潤いで満たされている時はドライヤーでのブロー、ヘアアイロン、コテ、ホットカラーといった熱の力により、水分・油分をうばわれることも少なく、紫外線等のダメージもさほど気にしなくてすみます。






反対に、髪に潤いが充分でないとドライヤーでのブロー、ヘアアイロン、コテ、ホットカラーといった熱の力により切れ毛が多発したり、髪を整える熱の力がかえってまとまらず、紫外線のダメージによりさらに悪化の一途をたどります。





【細部の不具合】

そして、見えにくい部分【細部の不具合】では、髪に潤いが満たされている時髪全体にクセ毛はクセ毛なりに、直毛は直毛ならではのまとまりをし、あなたの髪本来の形をサポートします。






反対に、髪に潤いが全体に一定ではない時一部が広がり、一部がハネル、一部が膨らんだりバランスが悪くまとまらず…といった影響が細部にでます。




このように、【目に見える部分の乾燥】と【目に見えにくい部分の乾燥】によりヘアスタイルはは決まりにくくなります。


40代からの髪の乾燥でのあるある

40代に入り様々な『不調』『不安』『悩み』が多くなり、色々と手を尽くしていくこととなります。この『不調』『不安』『悩み』は一人一人違い、また、組み合わせで無数に広がり解決策が見えにくくなります。


5つの乾燥タイプ

40代以上の方からお話をお聴きする中で大きく5つの乾燥タイプに分かれ、それぞれに原因があります。

➀髪の水分油分低下がまばらに起こり、全体に乾燥してみえる

➁お手入れ、ケア方法などの習慣に乾燥するマイナス点がある

➂白髪の出現により、ヘアカラーの頻度が高く薬剤の力により乾燥する

➃乾燥からくるパサつきをおさえるためにブローやヘアアイロン、コテ、ホットカラーにより、更に乾燥する

➄髪の変化に合わせたヘアアイテム選びが間違い、乾燥に対応していない




➀➁は自然におこる、おこなってしまう事が多く、乾燥改善は比較的早くできます。


➂は化学的なダメージからくる乾燥で、特にセルフカラーの方に多く、大半は過度な施術や無理な明るいヘアカラーによりおこり、乾燥の度合いが一番幅広く見られます。


➃は物理的なダメージからくる乾燥で、特にヘアアイロン、コテ、ホットカーラーを頻繁におこなう方に多く大半は強い熱をどれだけ髪に与えたかで乾燥度合いが違います。

乾燥早期では、パサつきやヘアカラーの退色(色抜けの早さ)程度です。



乾燥末期では、切れ毛、枝毛、ゴワツキ、広がり、ヘアカラーやパーマの薬剤のコントロールが困難(乾燥のダメージにより薬剤をどんどん吸収するため)で、望みのヘアスタイルにしにくくなります。


➄は、美容業界一番の問題であり、アイテムが多すぎるため、あなた自身が選べない、もしくは『口コミレビュー』に惑わされることに大きく依存します。

より簡単に言えば、➀~➃は『やり方』に重きがあり、➄は『物を知る』ことにあります。

5つの乾燥の改善策

乾燥その➀

Q➀、髪の水分・油分低下がまばらに起こり乾燥して見える。

A、ヘアケアも大切ですが、『見せ方』も大切です。


例えば、パサツキをおさえる『ワックス』『クリーム』を使い『乾燥しているように見せない』
ことを目指すと良いでしょう。

補足
人間は一年一年確実に年をとり、本来の美しさは少しずつ奪われていきます。



ちょうど降りのエスカレーターのようなイメージです。



足りない部分はヘアケアで補いつつ、『見せ方』が大切になってきます。乾燥していても、そう見せない方法です。



例えば:

  • 暗めのヘアカラーにして『ツヤ』を感じさせる
  • 乾燥でまばらにウネル部分を『パーマでカバー』する
  • ガラッとヘアスタイルを変え、一度『乾燥部分をリセット』する
  • くるりんぱなどの自分でできるヘアアレンジをおこない『見せるポイントを変える』


などなど。




乾燥その➁

Q➁、お手入れ・ヘアケア方法などの習慣に乾燥を加速させるマイナス点がある?

A、『気にしておこなう』『気に入っておこなう』ことはオリジナリティーのある事柄が多いものです。


ですが何でも基本的なことを知ったうえでおこなうことです。

補足
現在は非常に便利な時代になり『〇〇ーの仕方』『〇〇の手入れ法』のように、インターネットで検索すれば多くの情報が得られます。


得られた情報の中で、自分のお手入れ・ヘアケア方法が合っているか確認できます。



そして何より、知りえた情報が正しか通ってみえる美容室で聴くことにより、さらに強固な方法になりオリジナリティーも作りやすく、ブレも少なくなります。




乾燥その➂

Q➂、白髪の出現によりヘアカラーの頻度が高くなり薬剤の力により乾燥して見える?

A、市販のヘアカラー剤を使うにしても、美容室でヘアカラーをおこなうにしても『リスク』を踏まえた施術をしていくことです。

補足
美容室でヘアカラーをおこなう場合、担当者がメリット・デメリットを説明してくれるので、あなたのイメージを伝えればさほど問題も少ないものです。



問題は、市販のヘアカラーを使う場合の注意点です。



よくお聴きするのが、『規定よりかなり時間をおく』『しっかり染めるために2回立て続けに染め、かなり時間を置く』などの取扱説明書を無視してしまうケースです。



薬剤はメーカーさんの専門家が作り上げるうえで、『効果を最大限に出すために』『トラブルを起こさないように』取扱説明書を設けています。



手順に従うことが第一前提です。


取扱説明書を守り、そして度重なる全体を避け、気になる根元の白髪を染める部分染めの意識をもつことです。


(毛先は幾度となくダメージをしていて、根本付近の毛はまだ染めていないバージン毛のためダメージは無いため)


また、薬剤でのキューティクルの損傷を考えて、『流さないトリートメント』や『ヘアパック』を使用し、補修をおこなうことが一番やってほしいことです。




乾燥その➃

Q➃、乾燥からくるパサツキをおさえるために、過剰なブローやヘアアイロン・コテ・ホットカラーを頻繁に使いすぎて、さらに乾燥スパイラルに入る?

A、日常的なドライヤーでのドライは別として、過剰なブローやヘアアイロン・コテ・ホットカラーをやめることです。もしくは頻度を減らすことです。

補足
ドライヤーの吹き出し口でおおよそ90℃の温度に対し、ヘアアイロン・コテでは最大で250℃まで高温になるものもあります。



ホットカーラーでは温度こそ低いものの、髪にカーラー自体が安定してとまるように表面は『反し』のように鋭く、細かく言えば『熱による乾燥+髪のキューティクルへの圧がかかります。



髪への『熱』に対しては、よく『卵』を例えで使います。



大まかに言えば、髪も卵と同じくタンパク質です。



乾燥の少ない髪は『生卵』に近く動きもしなやかです。反対に乾燥しきった髪は『目玉焼き』に近く硬くなり動きもなくゴワツキます。



熱で乾燥しきった髪は一度大幅にカットして重症部分を取り除いていき、『流さないトリートメント』『ヘアパック』をしっかりおこないます。


そして、『髪の基礎化粧品であるシャンプー』を見直し、『今』に合うアイテムへ変えていくことです。



特にシャンプー選びは生命線で、シャンプー次第でその後の『流さないトリートメント』や『ヘアパック』の操作性は向上し、さらに『ヘアスタイルの再現性』に大きく影響を与えます。

乾燥その➄

Q➄、髪の変化に合わせたヘアアイテム選びが間違い、乾燥に対応していない?

A、流行や口コミに左右されすぎずあなたの担当美容師さんの意見を聴いてみることです。

補足
美容文化がさかんで、美意識高いの現在、あなたのニーズに答えメーカーさんは数万点のアイテムを作り出します。



一人一人髪も違い、万人受けするアイテムは存在しません。



そして、日々あなたも変化していくのでよりアイテム選びは難しいものです。


私の美容室でも毎年アイテムのラインナップを見直し、40代以上の方向きのアイテムを取り扱っています。



あなた自身も『お気に入り』より『相性』に目を向けたアイテム選びが重要になります。



ポイントは担当美容師さんの声です。



美容師は担当させていただいている以上、当然あなたの髪の状態や変化に敏感です。



今どうなのか?今後の目標スタイルにしていくうえで何が必要であるか?しっかり聴いて、そのヒントを元にアイテムを選んでください。




髪は繊維

髪は繊維。洋服やタオルといった生地の繊維にとてもよく似ています。



先程、『40代からの髪の乾燥でのあるある』で髪に対する熱のマイナスを『生卵』と『目玉焼き』でお話してきましたが、ここでは、髪そのものを洋服やタオルに置き換えてお話していきます。




洋服やタオルの生地は大小様々な糸(繊維)でできていることはあなたもご存知のとおりです。


洋服やタオルの生地は、新しいものでは繊維が柔らかくしなやかで、色も鮮明で着心地もステキなものです。



洗濯をし干すことを繰り返したり、動いたりキズがついたりすることで、繊維同士は擦れ合い、色落ちをし、日焼けをし、切れたり細くなり、次第に縮んだりゴワついたりし着心地を悪くなります。



一言で言うこの消耗は髪の毛でも同じです。



髪も洗髪をし乾かすことを繰り返し、過度なスタイリングやヘアカラーやパーマで髪にキズがいたりします。


髪同士が擦れ合ったりキューティクルを傷め、髪は焼け、ヘアカラーは色落ちし、切れたり細くなり、次第にキシミ・ゴワツキを生み、手触りを悪くします。



生地と髪での大きなダメージの違いは、生地では引っ張ったりといった『圧力』に大きなダメージがあり、髪では、ヘアカラーやパーマといった『化学的なダメージ』に大きくダメージがあります。



洋服やタオルといった生地のダメージには、『柔軟剤』や『プロの手(クリーニング屋さん)』により、長く着られるように仕立てています。



髪の毛では、シャンプーやコンデショナー、トリートメントで毎日のケアをおこない、美容師の手で新しいヘアスタイルにしたり、今の不具合いを治していくことで再現性が高いヘアスタイルに仕上げていきます。



では、繊維と似た髪の毛をどうやって傷めないようにしていけば良いのでしょうか?





髪を傷めないためにも

あなたもお使いの身近なアイテム、『シャンプー』『コンディショナー(リンス)』『トリートメント』『ヘアパック・ヘアマスク』『アウトバストリートメント(流さないトリートメント)』に関してお話していきます。

シャンプー

まずはお風呂場の主、シャンプー。







シャンプーは今から250年前にこの世に存在していました。



以前は、日々の髪の汚れを落とすことがテーマで頭皮と髪の洗浄が目的でした。



時代が進み、ヘアカラーやパーマが流行りはじめると、『洗浄』+『ヘアケア』がテーマとなっていきました。



そして現在では、『洗浄』『ヘアケア』『質感向上』をプラスしたシャンプーがほとんどとなりました。



更に、『原材料が安心安全』であることも使う側の目にとまるようになりました。



シャンプーはこうした『洗浄』『ヘアケア』『質感向上』『原材料の安全性』と共に、泡を立てることによりクッションのようになり、髪同士が擦れ合うことを防いでいます。



また、ダメージを防ぎながら洗い『髪に何を残すか』が最新の目標となっています。これは今後も変わりません。



『洗浄』『ヘアケア』『質感向上』『原材料の安全性』『髪に何を残すか』が前提で、『あなたにどれだけ合ったシャンプーを使うか』で髪のコンデションは大きく変わります。



40代以上の女性の多くは、乾燥により『広がり』『ウネリ』『パサツキ』『キシミ』『ゴワツキ』が出ています。



香りや人気度で選ぶことはかえって仕上がりを悪くする場合や、そもそもあなたの髪に合っていないことも多いものです。



そして、シャンプーを決めていない、もしくはすぐにコロコロ変えている方が多いのも残念な事実です。



ダイエットをおこない2週間で結果を出す方もいれば、半年、一年で実を結ぶ方もいます。



あなたに合ったシャンプーを選び一定期間使うことが髪を傷めず健やかに保つ一歩です。


コンディショナー(リンスも同様)

コンデショナー(リンス)は、柔軟剤に近しい役割を持っています。







衣服も髪も繰り返し洗ったりダメージを受けることで、ゴワツキが出るものです。



コンディショナー(リンス)を使う事で、髪を『保湿』し『柔らかく』、『しなやかな指通り』で『ツヤやかな髪』へ仕上げます。



切れ毛や枝毛の防止にも効果を発揮し、『広がり』や『ウネリ』の改善、多少の寝ぐせの軽減にも役に立ちます。



そして、髪を扱いやすくするため『ブロー』や『スタイリング』の基礎・土台として、コンデショナー(リンス)の『保湿力』は大切な効果です。



ですが、『コンデショナー』そして『リンス』と表記がありますがこの両者は何が違うのでしょうか?



簡単に言えば保湿力の違いです。



コンディショナー・リンス共に『保湿』が目的で、リンスより保湿力の高いのがコンディショナー、リンスはどちらかといえば『サラッ』とした自然な仕上がりとなります。



シャンプー・コンディショナー(リンス)は1セットと考え、両方の力で髪をいたわりましょう。



ただ、注意点を1つ。



保湿を心がけることは大変良いことなんですが、コンディショナー(リンス)の濯ぎ残しになっている方が多いのです。



コンデショナー(リンス)の濯ぎが不十分な場合、仕上がり後に白い粉が浮き出て、フケのように見えてしまうことがあります。



コンデショナー(リンス)を濯ぎ残してしまう要因として、髪の根元近くにコンデショナー(リンス)を使い、濯ぎを控えめにしてしまうことで、このフケみたいに見える現象が起こります。



事実、お聴きする中で「髪全体がひどく乾燥するので、根元までつけている。」


また、「しっかり濯ぐとコンデショナー(リンス)が取れてしまうのではないか?」と思い、間違った使用方法をとってしまう方が多いのです。



コンディショナー(リンス)の使い方としては、肩ぐらいの長さでしたら、『毛先の15cm~20cmのみに塗布し、濯ぎはぬめりを感じなくなるまでおこなう』と適切な仕上がりにもっていくことができます。



コンデショナー(リンス)・トリートメントは、よく濯いでもその成分が髪にある程度とどまるように作られていますので、よく濯いでも問題ありません。



濯ぎが不十分の場合、フケっぽく白い粉が出るばかりか、ドライヤー時にモクモクと煙が出たり、痒みが出たり、肌トラブルにもつながりかねません。



正しい使用方法が髪や頭皮に影響を与えない一歩となります。

トリートメント

トリートメントについては、コンディショナー(リンス)と同様にもしくはそれ以上に保湿力があり、更にプラスして補修効果を兼ね備えたものを『トリートメント』といいます。



以前のトリートメントは➀シャンプー➁コンデショナー(リンス)➂トリートメントというように、あくまでも3番手的な位置づけでした。



現在では、『シャンプー・コンディショナー』『シャンプー・トリートメント』という組み合わせのラインナップで、コンディショナー(リンス)の位置へ格上げされました。



また美容室のプラスメニューとして、ワンコインから数千円の施術として活躍しています。



トリートメントは、コンディショナー(リンス)と違い、続けていくことで次第にあなたの本来の髪を取り戻すことが目的です。



自宅でお使いになるトリートメントは、基本的にコンディショナー(リンス)と使い方は同じですが、トリートメントによっては時間を置くことで効果をさらに発揮するタイプや、つけた瞬間に効果を出すタイプもありそのパターンは様々です。



トリートメントは、コンディショナー(リンス)がカバーできない過度のダメージで保湿力の低下が大きい髪に向いています。



コンディショナー(リンス)・トリートメントのどちらを使用するかは、今のあなたの髪の状態で考えてみましょう。


ショートヘア・ダメージ無し・ベタツキが嫌い=
リンス

ボブヘア・やや乾燥やや・広がり=
コンディショナー

ミディアム・ウネリ・パサツキ・切れ毛枝毛=
トリートメント

のように考えてみましょう。




ヘアパック・ヘアマスク

ヘアパック・ヘアマスクは、シャンプー・コンディショナー(リンス)・トリートメントのように毎日使うタイプとは異なり、1週間の間に1~2回使う集中補修アイテムを『ヘアパック』『ヘアマスク』といいます。



多くの『ヘアパック』『ヘアマスク』は自宅で使うアイテムで、『保湿力』+『補修力』+『コーティング(膜)』を髪に与え一段と高い質感を作ります。



この『コーティング(膜)』は毎日シャンプーをすることで次第に取れていくため、1週間の間に1~2回おこない再びコーティングを作ります。



ヘアパック・ヘアマスクも塗布後すぐに流せるものや、2分~5分程度置くものがあり、『ヘアパック』『ヘアマスク』はホームケアの中では一番即効性があり、髪の違いを感じやすいアイテムです。



現在のあなたの髪の不具合を感じにくくなるため、人気のアイテムです。



また、ヘアパック・ヘアマスクは1週間に1~2回程度おこなうだけで良いため、取り組みやすく、ご褒美感覚でおこなえるため世代を問わず選ばれています。



髪を守るプラス要素として考えたいアイテムです。


アウトバストリートメント(流さないトリートメント)

流さないトリートメント=お風呂上り=アウトバストリートメントなんて言われています。



お風呂上がりのドライヤー前に使い、潤い・ツヤ・指通りを向上させるアイテムです。






2000年代に入り急速にアウトバストリートメントは普及し、近年では広く伝わりお使いの方が一番多いアイテムでもあります。



ブローやスタイリングでの扱いやすさを向上し、ドライしてしまえばベタツキも少なく、オイル・クリーム・乳液・ジェル・ゲル・スプレー・ミストと幅広いラインナップで様々なヘアスタイルやシーンに対応します。



アウトバストリートメントは基本的には毎日使い、仕上がりのさらなる向上となります。



コツコツ続けることがヘアケアといえます。





まとめ

現在40代以上の方の『髪環境』非常に敏感で繊細です。



些細なことが始まりで、次第に大きくダメージしていく場合や一度の不用心が過度のダメージを生んだり数多くのパターンの組み合わせで髪のダメージは起こります。



一番気にかけていただきたいことは、『あなたの髪質を知り、今の状態を知り、変化に合わせていく』ことです。



髪との付き合いは、親兄弟・親友よりも長い付き合いになります。



そして、あなたの印象やイメージ、好感度や見栄えに大きな役目を果たし「形」を作るアイテムの一つです。



「あの時はこんな髪型だなぁ~」

「学生時代は校則であんな頭に…((笑)」

「社会人一年目は気合入ってたなぁ」

「子どもが生まれた時はこんな風にしたんだっけ?」

「自分に時間がかけれない時期はこうしてたし」


なんて思い返し、髪を「形」にしてきていたはずです。何も言いはしませんが、常にあなたのそばで、あなたの時代と共に一緒に時間を共有してきた「髪」。



「これからもよろしく!」と思いつつ、あなたにしかない良さを引き出せる『髪』、これからも期待したいではありませんか!



Salone Artiere 吉尾 周城



「人を想う人で在りたい」